大学生にバイトは必要かと問われたら、私の答えは「必要ではない」寄りの意見です。
きっぱり「不要」と言い切るつもりはありません。
ただ、優先すべきは学業だと考えています。
私自身、大学3年生まで一度もバイトをせず、人生初のバイトを始めたのは大学4年生から。
それでも振り返ると、この順番でよかったと感じています。
この記事では私がそう考える理由と、それでもバイトで得られる「お金以外の経験」までまとめました。
結論:バイトは「必要ではない」寄りの意見

まず結論をはっきりさせます。
必要か否かで問われたら、私は「必要ではない」寄りの立場。
理由はシンプルで、バイトで得られる経験の多くは社会人になってからでも積めるからです。
もちろん、学生のうちにしかできないバイト経験もあるとは思います。
でも、それってバイト経験全体の一部。
学業のほうは、本当に学生のうちにしか積み上げられません。
ここがいちばん伝えたいポイントです。
詳しい理由は、このあとの体験談と一緒に話していきます。
私が大学4年からバイトを始めた理由【体験談】

私が初めてバイトをしたのは大学4年生。
一般的に見れば、かなり遅いスタートだと思います。
高校生のうちから働いている人もいますし、大学入学と同時に始める人も多いですよね。
それでも私は、大学4年からで結果的にベストだったと思っています。
その背景には、通学事情と両立の難しさがありました。
順番に話していきます。
片道2時間半の通学で時間が消えていた
いちばん大きかったのは、通学時間の長さでした。
大学3年生までは実家暮らしで、電車通学。
実家が田舎にあって大学とは別の市だったので、とにかく遠かったんです。
乗り換えは2回、片道で2時間半かかっていました。
帰りはもっとひどくて、確か3時間半ほど。
路線によって電車の本数が少なく、乗り換えがうまく噛み合わないと50分くらい待たされることもありました。
往復で5〜6時間が移動に消える生活。
ここにバイトを足すのは、現実的に無理がありました。
バイト・学業・サークルの三つは両立できなかった
大学4年で一人暮らしを始めたとき、家探しの起点はキャンパスではなくバイト先でした。
4年になると通学は週2〜3回ほど。
行き来の回数はバイトのほうが多くなると見据えて、バイト先の近くで部屋を選んだわけです。
大学3年生までの間にバイトと学業、さらにサークルを全部こなすのは到底ムリだったでしょうね。
1年生から三つを掛け持ちしている人もいて、はたから見ると本当にすごいと思います。
ただ、裏ではかなり努力していたはずですし、相当時間に追われていたんじゃないでしょうか。
私は一つひとつに集中できたからこそ、それぞれを楽しめました。
振り返って、それでよかったと心から感じています。
学業は学生のうちにしかできない

私がもっとも伝えたいのが、ここです。
学ぶという行為は、学生のうちにしかまともにできません。
社会人になると痛感します。
「あぁ、やっぱりそうだったのか」と、心の底から納得するはずです。
社会人になると勉強の時間は本当にない
社会人の1日は、ほぼルーティンで終わります。
朝起きて、朝食をとって、出勤時間に合わせて家を出る。
休憩を除けば8時間ほど働いて、夕方から夜にかけて帰宅。
そこからお風呂とご飯、洗濯や片付けまで終えると、もう21時半や22時です。
残るのは寝るまでの30分から1時間くらい。
そのわずかな時間が、好きな動画を見たりする唯一のプライベートタイムでした。
学習に充てる時間も気力も、驚くほど残りません。
睡眠を削れば作れますけど、私は睡眠をしっかり取りたい派だったので、そこは譲れませんでした。
楽しみの時間をすべて勉強に回すのも、メリハリがなくて辛いものです。
だからこそ、学べる時間がある学生期間は本当に貴重だと感じます。
資格は取れるうちに取っておく
私は先々を見据えて、取れる資格はほぼ全部取りました。
高校・大学を合わせて、10個以上は取得しています。
これは本当にやっておいてよかったことの一つ。
「資格マスター」「肩書きを並べてるだけ」と言われるかもしれません。
それでも、資格を一つ持っているだけで会社によってはステータスになり得ます。
そして社会人になると、勉強の時間がない=資格を取る時間もないという現実に直面します。
少しでも取りたいと思う資格があるなら、学生のうちに取り切ってほしいです。
これは経験から強く言えます。
大学の1授業の価値を計算したことはありますか?
ここで、ぜひ試してほしいことがあります。
大学の授業1コマの値段を計算したことはありますか。
私は学生時代、興味本位で電卓を叩いてみたことがあります。
私立の保育学科で、年間の授業料はだいたい130万円前後でした。
その学費を、1年間の授業数でざっくり割ってみたんです。
すると、1コマあたりの値段はおよそ4,000〜6,000円。
正直、びっくりするほど高いと思いました。
これって、バイトの時給より高いんですよね。
数字だけで見れば、バイトより1コマの授業に集中したほうがリターンは大きいかもしれません。
医学部なら学費が200万を超えるとも聞きますし、なおさら授業の価値は跳ね上がります。
計算方法はざっくりで構いません。
自分の大学の授業1コマにいくらの価値があるのか、一度電卓を叩いてみてください。
バイトとの天秤を、数字でリアルに感じられるはずです。
これがけっこう面白いんです。
学業とのバランスが取れたらバイトもあり

ここまで「必要ではない」と話してきましたが、補足させてください。
学業に支障をきたさないなら、積極的にバイトをしてもいいと思っています。
意見が矛盾していると感じるかもしれません。
それでも絶対にダメだとは言っていないので、こういう考えもアリだと受け取ってもらえたら。
ただ、ここが本当に難しいところです。
バイトをしながら学業に一切影響を出さないのは、かなりハードルが高いと感じています。
私の同級生にも、いろんな人がいました。
ゼミで聞いた話では、夜中ずっとバイトに入って、そのまま寝ずに大学へ来る人もいたんです。
睡眠を削ってまで稼ぐのかと、当時の私はかなり驚きました。
その状態で授業を受けても、内容はほとんど頭に入らないはずです。
自己管理ができる学生なら別ですが、たいていはどちらかに偏ってしまいます。
バランスを完璧に取れる学生は、ほぼいないというのが正直な実感でした。
そもそも、高校や大学に入った理由はバイトのためではないですよね。
学びたい、資格を取りたいといった目的のほうが大きかったはずです。
だからこそ、学生の本質は学業だと私は思っています。
ここは改めて強調しておきたいところ。
家庭の事情があるなら話は別
もちろん、バイトそのものを否定しているわけではありません。
家庭の事情で生活費が足りない、学費を自分で賄う必要がある。
そういう学生も一定数いますよね。
シングル家庭など、特別な事情があれば、それは仕方がないことだと思います。
お金がなければ暮らしていけないので、その場合は優先順位を変えていいはずです。
私が勧めないのは、あくまで「お金を稼ぐだけ」を目的にしたバイトです。
お金稼ぎは、社会人になってからでもできます。
例外的な事情がある人を、私は否定するつもりはありません。
バイトで得られるお金以外の経験

「じゃあバイトしちゃダメなの?」という声も出そうなので、最後に前向きな話を。
バイトで得られるのは、お金だけではありません。
私自身がバイトと社会人経験を通して感じた、お金以外の4つのメリットを挙げておきます。
言語化しづらい細かな学びも含めると、もっとたくさんあるはずです。
働くことの意味は、人によって違います。
生きるため、お金のため、やりがいのため。
その答えを自分なりに考える機会になるのが、バイトの一つ目の価値です。
正社員になる前の予行演習として、雇われて働く感覚を先に味わえます。
二つ目は、お金を稼ぐ大変さ。
仮に時給1,000円で3〜4時間働いても、手元に入るのは3,000〜4,000円です。
これだけ時間と労力をかけて、この金額かと感じる人もいるでしょう。
その実感こそが、お金の重みを教えてくれます。
三つ目は、私にとっていちばん大きかった収穫でした。
自分が働いてみて初めて、親の偉大さが身に染みたんです。
働きながら家事や育児までこなしてきた親を思うと、本当にすごいなと。
よく育ててくれたと、素直に感謝できるきっかけになりました。
四つ目は、挨拶や社会人マナー。
学生のうちの失敗は「学生さんだから」と許容されやすいものです。
その守られた環境で先に失敗を経験しておくと、社会人になってからの立ち回りが変わります。
業界の暗黙のルールや、言葉にしづらい空気感も、働く中で少しずつ鍛えられていきます。
まとめ
大学生にバイトは必要かというテーマで、私の考えを話してきました。
結論は「必要ではない」寄りですが、最終的には人によって違うというのが本音です。
要点を整理すると、こうなります。
バイトで得られる経験の多くは社会人になってからでも積めますが、学業と資格取得は学生のうちにしかできません。
学業に支障が出ないバランスを取れるなら、バイトをするのもアリ。
ただし、お金稼ぎだけが目的なら、私はあまり勧めません。
それでもバイトには、働く経験・お金の大変さ・親の偉大さ・社会人マナーという、お金以外の収穫があります。
まずは自分の大学の授業1コマの価値を電卓で計算してみると、判断の助けになるはずです。
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