大学生は、物を増やすほどお金と時間と集中力を失っていきます。
逆に言えば、いらないモノや関係を手放すだけで、その3つは自然と戻ってきます。
不登校から大学を首席で卒業した私が、学生時代に「捨ててよかった」と心から思えたものを5つ紹介します。
とくに5つ目は、ほとんどの大学生が手放せないまま、4年間ずっと損をし続けているものです。
読み終えるころには、あなたの部屋と頭の中から「減らすべきもの」が見えてくるはずです。
1. 本棚|「いつか読む」は9割来ない

最初に手放してよかったのが、本棚です。
とくに一人暮らしの大学生には、思いきって捨ててほしいものの筆頭。
私は学生時代、小説も自己啓発本もよく読むほうでした。
ただ「読みたい」と思って買ったのに、学業やバイトに追われて開かないままの本が、気づけば何冊も積み上がっていたのです。
表紙だけで選んで、結局そのまま放置した本。
買った本をすべて読み切っている人は、案外少ないのではないでしょうか。
3か月そのままなら、その積読はもう読みません。
もったいないと感じるなら、ブックオフやフリマアプリで売ってしまえば十分です。
紙の本は資産。でもワンルームには場所がない
そもそも本を読み始めたきっかけは、大学時代にお世話になった先生のひと言でした。
「紙の本は買うほど積み上がって、これだけ読んだという資産になる」と勧められ、その影響で読書を始めたのです。
たしかに一理あります。
ただ、それは空きスペースがある人に限った話でした。
ワンルームに実家の本をごっそり運び込んだものの、運ぶのは重労働で、最後は読まずに埃が溜まるだけ。
そこで私は、在学中にすべて電子書籍へ切り替えました。
KindleやKoboなら防水モデルもあり、お風呂の中でも本が読めます。
一度この快適さに慣れると、もう紙には戻れません。
本棚を手放した分、部屋のスペースが増え、掃除の手間も消えました。
2. トレンドや衝動買いで買ったモノ

2つ目は、流行や衝動買いで手に入れたモノです。
20歳前後はトレンドの波に乗りたい年頃で、つい勢いで買ってしまうこともあります。
YouTubeやX、TikTok、インスタのリール。
あらゆる場所で流れてくる広告に「これいいな」と反応して買い、結局使わなかった経験はないでしょうか。
わかりやすい例が、一時期かなり流行ったハンドスピナーです。
インフルエンサーが紹介して高価なモデルまで出回りましたが、ブームはあっという間に去りました。
「いつか使うかも」で取っておくと、物はどんどん増えていきます。
判断の軸にしたいのは、「本当に好きか」「手に取ってときめくか」。
残したいと思えるモノだけ残し、そうでなければ手放す。
売れば場所も空いて、ちょっとした小銭にもなります。
お金が貯まる人と消える人の違いは、一人暮らしの回でも掘り下げました。

3. 「群れるだけ」の人間関係

3つ目はモノではなく、手放してよかった人間関係です。
なんとなく一緒にいるだけの友達グループからは、思いきって離れてよかったと感じています。
大学では、一人で過ごす人が想像以上にたくさんいます。
それでも「あいつ一人じゃん」と口にする人がたまにいますが、正直、何を言っているのだろうと思っていました。
大学生は、学生とはいえもう立派な大人です。
本音で話せない相手と過ごす時間は、はっきり言って浪費。
居心地が悪い、つい話を合わせてしまう。
そんなグループなら、早めに抜けたほうが4年間はずっと楽しくなります。
「ぼっちが恥ずかしい」という感覚は、中高で卒業しておきたいところ。
社会人になれば一人で動く場面も増えるので、今のうちに一人時間を楽しめると強いです。
やめてよかった大学生活の習慣は、第10回でもまとめています。

4. 思い込み・固定観念

4つ目は、自分の考えが絶対に正しいという思い込みと固定観念です。
これは、私自身の恥ずかしい失敗から学んだことでした。
大学にはいろんな人がいます。
浪人生もいれば、50代60代、ときには70代で学び直しに来ている社会人学生もいました。
そんな環境で痛感したのが、他人の意見に耳を傾ける大切さです。
当時の私は成績がよかったぶん、完全に天狗になっていました。
グループディスカッションで全部に反発していた話
恥ずかしい話、成績が低い人を心のどこかで見下していた時期がありました。
授業のグループディスカッションでも、気に入らない意見にことごとく「いや、そうじゃないでしょう」と反発していたのです。
それが後日、噂として回り回って自分の耳に戻ってきました。
「あの人がこう言っていた」と聞いたとき、無意識のうちに人を不快にさせていた自分にショックを受けたのを覚えています。
共感はできなくても、まず相手の意見を受け止める。
それができるかどうかで、人付き合いの深さは大きく変わります。
この固定観念を1年生のうちに手放せたことは、社会人になった今でも大きな財産。
5. 目的のないSNS時間

最後の5つ目が、目的のないSNS時間です。
ゼロにする必要はありませんが、適度な距離感をいちばん意識したいもの。
大学4年のころ、同級生のインスタのストーリーをふと眺めていて、我に返った瞬間がありました。
他人のキラキラした一部だけを切り取った投稿を見て、自分は何を得ているのだろう、と。
海外旅行、長期休みの充実、恋人ができた報告。
どうしても自分と比べてしまい、少なからず劣等感がにじむものです。
そこで私は、大学4年から社会人2年目の今まで、2年以上インスタを断っています。
アプリは削除し、どうしても見たいときだけパソコンから開く形にしました。
比較からくる劣等感が消えると、驚くほど気持ちが軽くなります。
空いた時間を読書や資格勉強、バイトに回すほうが、ずっと有意義です。
目的もなくリールやストーリーをスワイプし続ける時間は、やはり浪費になりがち。
無駄にしがちな時間の話は、第16回でも取り上げています。

まとめ
大学時代に捨ててよかったもの5選を、私の体験を交えて紹介しました。
- 本棚(積読と紙の本)
- トレンドや衝動買いで買ったモノ
- 「群れるだけ」の人間関係
- 思い込み・固定観念
- 目的のないSNS時間
モノも人間関係も思考も、減らすほどお金・時間・集中力に余白が生まれます。
まずは一つ、今日から手放せそうなものを選んでみてください。
あなたが「捨ててよかった」と思うものも、ぜひコメントで教えてください。
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