こんな悩みを持っていませんか?
FランとかFラン大学とか聞くけど、なんの略?
偏差値がいくつから、Fラン扱いになるの?
記事ではこんな悩みを解決します!
- FランやFラン大学の言葉の意味が理解できます
- Fラン大学に進学する、メリット・デメリットが分かります
- 具体的にどのような大学がFラン扱いになるのか、存在する大学を基に解説します
記事の結論
- Fラン大学とは、偏差値が低すぎて合否判定ができない大学のことを指す
- 偏差値がいくつからFラン扱いなのかは、明確な基準はない
皆さんは、「Fラン」や「Fラン大学」という言葉を聞いたことがありますか?
Fランとは、最底辺の大学のことを指す俗語です。
でも、具体的にどんな大学がFランなのか、どうやって判断するのか、知っていますか?
この記事では、Fランの意味や由来、Fラン大学の定義や一覧、Fラン大学に進学するメリットやデメリットなどについて解説します。
Fランとは何の略?
Fランという言葉は、Border Free(ボーダーフリー)の略称です。
Border Freeとは、予備校大手の河合塾が発行する大学入試情報誌「パスナビ」で使われている用語で、偏差値が低すぎて合否判定ができない大学のことを指します。
つまり、Fランとは、偏差値が35以下か、もしくは偏差値が算出できないほど入試が緩い大学のことを言います。
河合塾以外の予備校では、BF(ボーダーフリー)やNF(ノーフューチャー)と呼ばれることもあるそうです。
偏差値がいくつからFラン大学になるのか
Fラン大学の定義は分かったけど、偏差値がいくつからFラン大学になるの?
実は、これには明確な答えはありません。
なぜなら、偏差値は予備校や出版社によって算出方法や基準が異なるから。
同じ大学でも、予備校Aでは35以下だけど予備校Bでは36以上だったりすることもあります。
また、偏差値だけでなく、入試難易度や合格者数もFラン大学の判断基準になります。
例えば、偏差値が35以上でも定員割れしている大学や倍率が1倍以下の大学もFラン扱いされることがあります。
Fラン大学とは具体的にどういう大学?
じゃあ、Fラン大学は具体的にどういう大学があるの?
ここでは、一般的にFラン扱いされる可能性が高い大学を一覧にしました。
※あくまで、インターネット上で簡易的にまとめあげたものです。誤った情報が掲載される場合があります。
地域 | 大学名 |
北海道・東北 | 旭川大学、札幌大学、札幌保健医療大学、函館大学、北海道情報大学、 など |
関東・甲信越 | 宇都宮共和大学、文星芸術大学、敬和学園大学、長岡崇徳大学、新潟産業大学 など |
首都圏 | 尚美学園大学、東都大学 人間総合科学大学 など |
北陸・東海 | 四日市大学、鈴鹿大学、皇學館大学、中部学院大学 など |
近畿 | 聖泉大学、花園大学、東大阪大学 など |
中国・四国 | 岡山医療専門職大学、広島国際学院大学、山陽学園大学、中部学園大学 など |
この表に掲載されている全ての大学が、必ずしもFランだというわけではありません。
あくまで参考程度にしてください。
参考資料
Fラン大学とはどんな大学?Fラン大学から就職することは難しい?
全学部の偏差値がBFの、本当のFランク大学は38校のみ(2022年2月調査)
Fラン大学の入試の難易度はどれくらい?
Fラン大学の偏差値とかは分かったけど、具体的に入試難易度はどのくらいなの?
Fラン大学の入試の難易度は、一般的に低いと言えます。
実際に、Fラン大学の入試問題では基礎的な問題内容が多い傾向にあります。
Fラン大学の入試問題は、一次関数や漢字など基礎的な内容が多く、高校で習った知識や技能を問うものは少ないです。
また、記述式や論述式の問題も少なく、選択式やマークシート式の問題が多いでしょう。
Fラン大学に進学するメリットとデメリットとは
定員割れしてるし、偏差値が底辺の大学に進学して、どんなメリット・デメリットがあるの?
私自身、実際にFラン大学に在籍しています。
私の経験を含めて、メリット・デメリットを解説していきます。
Fラン大学に進学するメリット3選
- 入試が簡単で合格しやすい
- 学費が安い場合が多い
- 就職活動では高卒より有利
入試が簡単で合格しやすい
Fラン大学の入試は、一般的に簡単といわれています。
志願者全員が合格することも珍しくありません。
私が受けた入試は面接重視だったので、対策をすれば何事もなく通過できました。
また、定員割れしている場合は、追加募集や補欠募集を行っても埋まらないこともあります。
そのため、Fラン大学に進学するメリットの一つは、入試にあまりストレスを感じることなく合格できることです。
受験勉強に苦手意識を持っている方や自信がない方にとっては、安心して進路を決められるかもしれません。
学費が安い場合が多い
Fラン大学の学費は、一般的に安い場合が多いです。
これは、大学側が受験生を減らさないために入試を簡単にするのと同じ理由で、受験生を引きつけるために学費を安く設定しているからです。
そのため、Fラン大学に進学するメリットの一つは、経済的な負担が少なくて済むことです。
家庭の経済状況が厳しい方や奨学金を借りたくない方にとっては、有利な条件と言えるでしょう。
ただ、注意してほしいのは学部や学科によって異なるということです。
私の場合、保育学科で実習等にかかる費用も込みなので、Fラン大学だとしてもそれなりに学費は高いです。
就職活動では高卒より有利
Fラン大学に進学するメリットの一つは、就職活動では高卒より有利であることです。
これは、日本社会ではまだまだ「大卒」の肩書きが重視される傾向があるからです。
そのため、Fラン大学でも「大卒」であれば就職先の選択肢が広がります。
また、給与水準も高くなります。
高卒では就職先が限られる一方、大卒では将来的な収入アップを少なからず期待できるため、プラス要素と言えるでしょう。
Fラン大学に進学するデメリット3選
- 学力や資格取得率が低い
- 就職先や給与水準が限られる
- 大卒者間で差別される可能性がある
学力や資格取得率が低い
Fラン大学の入試問題は非常に簡単であり、高校で習った知識や技能を問うものは少ない傾向があります。
そのため、Fラン大学では本格的な教育を受けることが難しく、卒業後も基礎的な知識や技能が不足しています。
また、資格取得率も低く、専門性や競争力を身に付けることも困難です。
勉強好きな方や専門性を深めたい方にとっては、不満足な結果に終わる可能性が高いかもしれません。
就職先や給与水準が限られる
Fラン大学では、「大卒」であれば就職先の選択肢が広がりますし、給与水準も高くなります。
しかし、「どこの」大卒かも重要です。
日本社会ではまだまだ「学歴」意識が根強く残っています
そのため、名門校出身者ほど優遇されることも…
Fラン大学では、名門校出身者よりも就職先や給与水準が限られます。
特に、「名門」校出身者ばかり集まるような業界や企業では不利です。
例えば、以下のような業界です。
- 金融
- 証券
- コンサルティング
- IT
- 外資系企業
- 官公庁
- 医療機関
このように、将来的なキャリアアップや収入アップを目指す方にとっては、マイナス要素と言えるでしょう。
大卒者間で差別される可能性がある
Fラン大学に進学するデメリットの一つは、大卒者間で差別される可能性があることです。
「差別」って、そんなの今の時代にあるの?
このように思われるかもしれませんが、業界や企業によっては根強く「学歴主義」が残っています。
特に、職場環境によっては年齢層が高いため、昔ながらの「学歴主義」に固執している人も少なくありません。
そのため、Fラン大学出身者は、名門校出身者と比較して見下されたり、馬鹿にされたりすることがあるかもしれません。
このように、出身大学一つとっても、将来の人間関係や精神面に影響を及ぼすこともあるといえるでしょう。
まとめ
この記事では、『Fランは何の略?偏差値がいくつからFラン大学になるのか徹底解説』と題して、以下の点についてご紹介しました。
- Fランとは何の略?
- 偏差値がいくつからFラン大学になるのか
- Fラン大学とは具体的にどういう大学?
- Fラン大学の入試の難易度はどれくらい?
- Fラン大学に進学するメリットとデメリットとは
この記事はあくまで主観的な意見や、簡易的にまとめあげたものになります。
ですので、記事内で取り上げた大学が、必ずしもFラン大学だという確証はありません。
参考程度として、FランやFラン大学の意味、メリット・デメリットを把握してもらえたらと思います。
参考資料
【Fラン大学12選】やばい大学一覧|日本一はどこなのか(偏差値順)
増加する「Fランク大学」、“ボーダーフリー”時代の大学の選び方
「進学」などの悩みや疑問・質問など、ご自由にコメント欄に投稿してください。
(コメント欄はこの記事の最下部です)
※いただいたコメントは全て拝見し 、真剣に回答させていただきます。
大学に進学すると「Fラン大学ってなに?」というような、ふとした疑問がでてくることがありますよね?
進学後に直面する、先生の呼び方問題について、まとめた記事もあるのであわせてご覧ください。
コメント