大学進学は人生における大きな転換期であり、同時に多額の費用がかかるイベントでもあります。
学費、生活費、教材費…と、その負担は決して小さくありません。

そこで多くの方が検討するのが「奨学金」という制度。
しかし、いざ借りるとなると「一体いくら借りるのがベストなんだろう?」と悩んでしまうのではないでしょうか。
本記事では、そんな悩みを抱える高校生・大学生・保護者に向けて、最適な借入額について解説していきます。
奨学金の平均借入額から借入額を決める際のポイント、さらには奨学金以外の学費サポート制度まで、幅広く紹介します。
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そもそも奨学金は皆いくら借りているの?毎月の平均借入額

奨学金を検討する際、まず気になるのは「他の人は一体いくら借りているんだろう?」という点ではないでしょうか。

周りの状況を知ることで、自分の借入額を考える上での参考になるはずです。
独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)の令和2年度学生生活調査結果によると、日本の大学生の約半数が奨学金を利用していることが分かっています。
また労働者福祉中央協議会が2022年9月に実施したアンケートによれば、平均的な借入総額は約310万円と報告されています。
これを4年間(48か月)で割ると、月々の平均借入額は約6万4,500円です。
一方、給付型の場合は家計状況や学業成績に応じて金額が決定されるため、一概に平均額を示すことは難しいです。
ですが、貸与型と比べて返済義務がないという点で大きなメリットがあります。
重要なのは、平均借入額はあくまで参考情報ということ。
そのため、個々の状況によって最適な借入額は大きく異なります。

家庭状況、将来の収入見込み、返済計画などを考慮し検討する必要があるでしょう。
大学生の約半数が奨学金を利用!「平均借入額」は?|ファイナンシャルフィールド
ファイナンシャルフィールド
高校生・大学生は奨学金いくら借りるのがベスト?

奨学金を借りる上で最も重要なことは、「自分にとって最適な金額はいくらなのか?」を把握すること。

安易に借りすぎてしまうと、将来返済に苦しむことになりかねません。
ここでは、奨学金の借入額を決定するための具体的な考え方を紹介します。
【結論】家庭収入、家族構成、貯金額、学部、学費などによって異なるため一概には言えない
結論から申し上げると奨学金の最適な借入額は、個々の状況によって大きく異なるため一概に「〇〇万円がベスト!」と断言することはできません。
なぜなら家庭の収入状況、家族構成、貯蓄額、進学する学部、学費など考慮すべき要素が多岐にわたるから。
例えば高収入の家庭であれば、奨学金を借りずに学費を賄える可能性が高いでしょう。
兄弟姉妹が多い家庭であれば、奨学金に頼らざるを得ない状況も考えられます。

また医学部のように学費が高額であれば、他学部よりも多くの奨学金が必要になるでしょう。
したがって奨学金の借入額を決定する際には、自身の置かれている状況を客観的に把握し必要な金額を算出することが重要です。
どのくらい借りるか迷ったらJASSOの「奨学金貸与・返還シミュレーション」を活用しよう!

最適な借入額を算出する上で非常に役立つのが、JASSO(日本学生支援機構)が提供している「奨学金貸与・返還シミュレーション」です。
このシミュレーションツールでは借入希望額、返済期間などを入力することで、毎月の返済額や総返済額、どのくらいで返済完了するのかを簡単に試算することができます。
シミュレーション結果を見ることで、「もし〇〇万円借りたら、毎月これくらいの金額を返済する必要があるのか」という具体的なイメージを持つことができます。
ですので事前にシミュレーションしておくことで、返済計画を立てる上で非常に参考になるでしょう。

また様々なパターンを試すことで、無理のない返済プランを見つけることも可能。
例えば「毎月の返済額を抑えたい場合は、返済期間を長くする」。
「早期完済を目指したい場合は、毎月の返済額を増やす」といったように、自身の状況に合わせた最適なプランを検討することもできます。
奨学金の借入額で迷ったら、まずはJASSOの「奨学金貸与・返還シミュレーション」を活用してみることをおすすめします。
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奨学金を借りる決断をする前に考えてほしいこと5選

奨学金は進学の夢を叶えるための有効な手段ですが、同時に将来の返済義務を伴うものでもあります。

安易な気持ちで借りてしまうと、卒業後に後悔することになりかねません。
そこで奨学金を借りる決断をする前に、ぜひ考えてほしい5つのポイントを紹介します。
貸与奨学金ではなく給付奨学金を申請できるか確認した?
奨学金には、大きく分けて「貸与型」と「給付型」の2種類があります。
貸与型は卒業後に返済義務があるのに対し、給付型は返済義務がありません。
まずは、給付奨学金を申請できるかどうかを確認しましょう。
給付奨学金は家計状況や学業成績などの条件を満たす必要がありますが、もし申請できるのであれば貸与型よりも経済的な負担を軽減できます。
JASSOの給付奨学金のほか各大学や地方自治体、民間団体などが独自の給付奨学金制度を設けている場合もあります。

積極的に情報を収集し、申請を検討しましょう。
借りる場合、返還金額や返還期間はどのくらいか把握している?
奨学金を借りる際には、必ず返還金額や返還期間を把握しておきましょう。
JASSOの「奨学金貸与・返還シミュレーション」を活用し、返済額や総返済額を事前に確認することが重要です。
返済期間が長くなればなるほど毎月の返済額は抑えられますが、総返済額は増加します。
逆に返済期間を短くすれば毎月の返済額は増えますが、総返済額は減少します。

将来の収入見込みなどを考慮し、無理のない返済プランを立てましょう。
貸与奨学金の第二種は利息がつくのを理解している?
貸与奨学金には、第一種と第二種があります。
そして案外忘れがちなのが、第二種は利息がつくことを理解しておきましょう。
第一種は無利子ですが第二種は有利子であり、金利は変動する可能性があります。

金利が高くなると返済額も増えるため、注意が必要。
JASSOのウェブサイトなどで金利に関する情報を確認し、将来の返済計画に組み込んでおきましょう。
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卒業後、10年~20年の長期で返済し続けられる自信はある?

奨学金の返済は、卒業後10年~20年という長期にわたることもあります。
そのため卒業後、安定した収入を得て、長期的に返済し続けられる自信があるかどうかを検討する必要があります。
将来のキャリアプランや収入見込みなどを考慮し、返済計画を立案しましょう。
もし返済に不安がある場合は借入額を減らすか、他の学費サポート制度を検討することも視野に入れましょう。
卒業後、社会人で働きながら月数万円を返還できる見込みはある?
奨学金の返済は、社会人になってから始まります。
月数万円という金額を毎月返済できる見込みがあるかどうか、事前に考えておく必要があります。

家賃、食費、光熱費、交通費など社会人になると様々な費用がかかります。
奨学金の返済に加えて、これらの費用も考慮し余裕を持った資金計画を立てることが重要でしょう。
【保護者必見】奨学金以外の学費サポート制度、確認しましたか?

奨学金は学費を賄うための有効な手段ですが、それだけに頼るのではなく他の学費サポート制度も積極的に検討しましょう。
ここでは主に保護者向けとして、奨学金以外の学費サポート制度を紹介します。
多くの学校で学費免除が受けられる、特待生制度がある
多くの大学や短期大学および専門学校では、学業成績優秀者や特定の分野で優れた才能を持つ学生に対して、学費免除が受けられる特待生制度を設けています。
もし子どもが学業に自信がある場合は、特待生制度を積極的に目指してみましょう。
特待生に選ばれると学費が大幅に免除されたり一部免除されたりするなど、経済的な負担軽減につながります。

また特待生であることは、就職活動において有利に働く可能性も秘めているでしょう。
奨学金以外に国や民間金融機関の教育ローンも検討するべし
学費を賄う方法として、奨学金以外に国や民間金融機関が提供している教育ローンも検討する価値があります。

教育ローンは、奨学金よりも審査が通りやすい場合があります。
また、返済期間や金利も様々なプランから選択することが可能。
ただし教育ローンは金利が発生するため、奨学金(特に第一種)と比較して総返済額が高くなる可能性も。
教育ローンを利用する際には複数の金融機関のプランを比較検討し、最も条件に合致したローンプランを選ぶようにしましょう。
地域や大手企業が提供している、給付奨学金に申請するのもアリ
地域や大手企業が提供している給付奨学金は、返済義務がないため経済的な負担軽減になります。
これらの奨学金は特定の地域出身者や、特定の分野を専攻する学生を対象としていることが多く、JASSOの奨学金と併用できる場合もあります。
地域の自治体や企業のウェブサイトなどで情報を収集し、積極的に申請を検討しましょう。

応募条件や選考基準などを確認し、早めに準備を進めることが鍵になります。
「東京都 給付奨学金」、「給付奨学金 企業」などで検索してみましょう!
【経験談】社会人になって奨学金に対して思ったこと


筆者自身、大学4年間、奨学金制度を活用していました。
借りる方である貸与奨学金ではなく、給付奨学金を受け取っていました。
貸与奨学金を借りようかと悩んでいた時期もありましたが、社会人になった今では「借りなくて良かった…」と安堵しています。
ここからは奨学金を借りようか悩んでいる高校生・大学生・保護者に向けて、筆者の経験談を交えて奨学金を借りるということはどういうことなのか…現実を語っていきます。
貸与奨学金を借りなくて心底良かったと思っている。あの時、借りていたらどうなっていたやら…
筆者は高校三年生の時、貸与奨学金を借りようと検討していました。
学校に申請用紙を提出しようと思っていましたが、両親との相談もあり結局借りるのはやめました。
なぜ貸与奨学金の申請を踏みとどまったのか…
理由は単純で、貸与奨学金は利子がつくから。
加えて大学卒業後、月々返済しなければならないという先々の現実を控えていることを理解したからです。

後に詳しく述べまずが、社会人となった今では「本当に借りなくてよかった」と、心の底から思っています。
社会人になったら案外貯金は少額。毎月返還なんて考えたくもない
「社会人になって働いていたら、自然にお金は貯まる」
こういった言い文句、皆さんは聞いたことありますか?
コレ、真っ赤なウソです!

まぁ人によって異なるので、まるっきりすべてがウソではないでしょうが、筆者の場合はウソに該当しますねww
とにかく社会人は、案外貯金がたまらないんです。
もちろん、一人暮らしではなく実家暮らしなら別でしょうけど。
なので筆者の場合、大学生時代の方がバイトもしていたので月の貯金額は、平均的に社会人より高い傾向にありました。
あと、これは声を大にして伝えたい…

貸与奨学金を借りていた場合、毎月の返還なんてたまったもんじゃない、と。
大学の同級生で借りていた人多かったけど、ぜったい返還するの大変だと思う。他人事だけど…
これは皮肉ではなく、あくまで他人事として言いたいです。

「大学の同級生、いま毎月の返還ぜったい大変だろうな~」と。
筆者の大学時代、私が知る限り半数以上の友達は奨学金を借りていました。
もちろん奨学金を借りることは悪いことではないですが、現実として先々大変なのには変わりません。
とくに筆者が通っていた大学は私立だったので、公立に比べて奨学金申請者は多かったと思います。
社会人の今になって思います…貯金も貯められない中で同級生どうしているのかな~と時々考えてしまうんですよね。
奨学金を借りたくなければ特待生を目指せ!筆者は特待生だったので4年間免除でした
これは立派な自慢話ですが、筆者は大学4年間、学部内で常に成績1位だったので特待生でした。
特待生になると、学費が大幅に免除されます。

なので筆者の場合、学費が大幅に免除されたためテキスト代、実習費、ゼミ費用くらいしか、4年間で支払っていません!(ドヤァ)
おまけに成績が良かったので、JASSOの給付奨学金も受け取っていました。
「毎月バイトで稼いだお金+給付奨学金」で、結構貯金ができていた実績もあります。

大学4年生の1年間なんか一人暮らしをしつつ毎月10万円くらいは、コツコツと貯金できていました!
なので皆さん!!貸与奨学金を借りたくなければ、特待生を目指すという選択肢もあるということです。
まぁ、だいぶと狭き門ですけどね。
特待生になれるのは限られた人なので、皆が目指せるものでもありません。
ですが、1つの選択肢として頭の片隅にでもしまっておいてください。
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まとめ|JASSOのシミュレーションサイトを活用して、将来の見通しを立てよう!

本記事では奨学金の最適な借入額について、様々な角度から解説しました。
奨学金は進学の夢を叶えるための有効な手段ですが、同時に将来の返済義務を伴うものでもあります。
最適な借入額は個々の状況によって異なるため、一概に「〇〇万円がベスト!」と断言することはできません。
家庭状況、将来の収入見込み、返済計画などを考慮し検討しましょう。
JASSO(日本学生支援機構)が提供している、「奨学金貸与・返還シミュレーション」を活用するのも1つの方法。
奨学金を借りる決断をする前に本記事で紹介した5つのポイントを確認し、将来を見据えた賢い選択をしてください。

後悔のない進路選択を実現し、充実した大学生活を送れることを願っています。
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