こんな悩みを持っていませんか?
異議/疑義申し立てを行いたいのだけど、手順や注意点が知りたい。
そもそも、異議/疑義申し立てとはなに?
異議/疑義申し立てを実際に行う学生はいるの?
記事ではこんなことが分かります!
- 異議/疑義申し立てとは?
- 異議/疑義申し立てを行う手順や流れ
- 異議/疑義申し立てを行うメリットと注意点
- 実際に異議/疑義申し立てを行う生徒の割合
記事の結論
- 異議/疑義申し立てとは、自分の成績評価に対して不服や不明点があった場合に、その理由や根拠を示して授業担当教員や教務担当者から回答や見直しを求める手段のこと
大学では、授業科目ごとにシラバス等で定められた基準に基づいて成績評価が行われます。
しかし時々、自分の成績評価に納得できない場合もあるでしょう。
そんな時、自分の成績評価に対して正当性や妥当性が欠けていると思われる場合は、担当教員や教務担当者に対して「異議/疑義申し立て」を行うことができます。
本記事では、大学生が知っておくべき「異議/疑義申し立て」とは何か、どんな手順で行うか、どんな結果が得られるかなどについて解説していきます。
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異議/疑義申し立てとは?
- 異議/疑義申し立ては、自身の感情的な思いで申し込むことはできない
- 具体的な理由や根拠を提示してこその申し立て
異議/疑義申し立てとは、自分の成績評価に対して不服や不明点があった場合に、その理由や根拠を示して授業担当教員や教務担当者から回答や見直しを求める手段のことを指します。
大学によって呼び方が多少変わり「異議申し立て」や「疑義申し立て」と言うことがあります。
本記事では統一性を持たせるために「異議/疑義申し立て」と表記します。
また異議/疑義申し立ての目的は、「正しく公平な成績評価」を確保することにあります。
つまり、一般的には以下のような理由で異議/疑義申し立てを行うことが想定できるでしょう。
- 成績評価に対して不平不満がある場合
- テストの採点ミスが疑われる場合
しかし、以下のような理由では異議/疑義申し立てを行うことはできません。
- 自分の成績が気に入らない
- もっと高い成績が欲しい
- 他の人と比べて不満がある
つまり、自分の感情的な理由では申し立てを行う理由にはならないということ。
真っ当な理由や根拠を示すこととあわせて行うのが、異議/疑義申し立てです。
また異議/疑義申し立ては自分の成績評価に限って行えるものであり、他人の成績評価については口出しできないので覚えておきましょう。
異議/疑義申し立てを行う手順や流れ
- 異議/疑義申し立ては成績発表後から期間が短いため注意が必要
- シラバスや大学ホームページを確認したうえで行うことが大切
異議/疑義申し立てを行う場合、一般的には以下のような流れになります。
- step1必要事項の入力
成績発表後、所定期間内(通常は1週間以内)に「成績評価確認願」や「成績評価異議/疑義申し立て書」などと呼ばれる用紙に必要事項を記入して提出する。
- step2用紙の提出
提出先は、教務担当者や授業担当教員が所属する課(学部・学科・専攻・センター・事務室等)や窓口(教務課・教務係等)。
- step3異議/疑義申し立ての受付
提出された用紙は、教務担当者や授業担当教員が内容を確認する。異議/疑義申し立ての受付可否は原則2週間以内に学生メールなどで返事が来る。
- step4担当者からメールが送られてくる
回答内容に納得できた場合、異議/疑義申し立ては終了。
上記の手順はあくまでも一般的な例です。
ですので、各大学や学部ごとに細かいルールや手順が異なる可能性があります。
そのため、異議/疑義申し立て」を行う前には必ずシラバスや大学ホームページ等で確認したり、教務担当者や授業担当教員へ問い合わせたりすることをおすすめします。
異議/疑義申し立てを行うメリットと注意点
- 受理された場合、つけられた成績がUPする場合がある
- 異議/疑義申し立ては冷静かつ丁寧に行っていくことが大切
異議/疑義申し立ての概要や手順を理解できたところで、果たしてメリットや注意点があるのかどうか気になる方もいるでしょう。
そこでここからは、異議/疑義申し立てのメリットや注意点について解説していきます。
異議/疑義申し立てのメリット
異議/疑義申し立てを行うメリットは、以下のことが挙げられます。
- 自分の成績評価の正しさや妥当さを確認することができる
- 授業内容や評価方法について理解を深めることができる
- 成績評価に関する誤りや不備があった場合、訂正や変更を求めることができる
- 異議/疑義申し立てを受理された場合、つけられていた成績がUPする可能性がある
異議/疑義申し立ての注意点
異議/疑義申し立てを行う注意点は、以下のことが挙げられます。
- 異議/疑義申し立ては、自分の成績評価に対して客観的・合理的・具体的な理由や根拠がある場合に限られる
- 異議/疑義申し立ては、所定期間内に所定用紙で所定窓口へ提出しなければならない
- 異議/疑義申し立ては、授業担当教員や教務担当者への不満や不信感の発散ではなく、対話や協議の手段である
- 異議/疑義申し立ては、成績評価の見直しや変更を保証するものではなく、回答内容に納得できない場合もある
これらを踏まえて異議/疑義申し立てを行う際には、冷静かつ丁寧に対応することが大切でしょう。
実際に異議/疑義申し立てを行う生徒はいるのか?
- 異議/疑義申し立ての受理までは、案外時間を要する
- 異議/疑義申し立て用紙は、事務にて手渡しの場合が多い
インターネットで調べたところ大学の異議/疑義申し立てを行う生徒は、どのくらいいるかという統計的なデータは見つかりませんでした。
そして、私も実際に行ったことはありません。
また、行おうと思ったこともないです。
なぜなら異議/疑義申し立てを行う時間があったら、他のことに時間を使いたいから。
異議/疑義申し立てを行うと端的に言っても、それなりの時間を要します。
例えば申し立てを行うと仮定した場合、以下のような作業が必要になってくるでしょう。
- 事務にて用紙の受け取り(もしくはPCにてコピー)
- 用紙の記入(個人の主張ではなく客観的な意見を書く必要があるため結構大変)
- 事務への用紙提出
- 受理されるかの可否を待つ
大学によっては異議/疑義申し立て用紙は、事務にて手渡しというところもあります。
実際に私の大学でもそうです。
また異議/疑義申し立て用紙には、「なぜその成績に不満を持っているのか」という客観的な主張を記入しなければなりません。
それも、受理をしてほしいのならば詳細かつ具体的な根拠を文章で示す必要があります。
このような少々手間な作業を行うことを考えると、個人的な意見としては申し立てを行うこと自体、おすすめしません。
ただ、以下のような事情があれば、例外と言えるかもしれませんね。
- 単位を落とす可能性がある
- 履修の都合
- 卒業に関わってくる
まとめ|申し立ては成績アップの手段ではない!
本記事では、大学の異議/疑義申し立てとは?成績発表後の申し立て手順や注意点を解説と題して、以下の3点についてご紹介しました。
- 異議/疑義申し立てとは?
- 異議/疑義申し立てを行う手順や流れ
- 異議/疑義申し立てを行うメリットと注意点
最後に念を押しておきますが、異議/疑義申し立てを行ったからといって成績が上がるわけではありません。
成績向上のためには、日頃から授業への参加・授業準備・復習・課題提出等をしっかり行うことが何よりも重要です。
申し立てはあくまでも成績評価後の最終手段であり、常識的かつ適切な方法で行うことが大切でしょう。
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