大学の授業で後ろの席に座るだけで、成績が下がるわけではありません。
ただし、後ろの席は授業以外の行動を取りやすく、それが重なると成績に不利になる可能性があります。
この記事では、不登校から大学を首席で卒業した私が、後ろの席に座ると何が本当に問題なのか、そのリスクを、大学時代に見聞きした経験からお話しします。
前の席が苦手な人に向けて、座る場所の選び方もまとめました。
後ろの席と成績の関係【一覧】

先に全体像をまとめておきます。
問題は後ろの席そのものより、そこで取りやすくなる行動のほう。
| ポイント | 中身 |
|---|---|
| 1. 後ろの席そのものは悪くない | 後ろでも集中できる学生はいる。前に座れば自動的に成績が上がるわけでもない |
| 2. 問題は授業以外の行動 | スマホ・私語・居眠りへの心理的な抵抗が小さくなりやすい |
| 3. 苦手なら中央付近でいい | 自分が集中できる場所を数回試し、授業中の行動を基準に選ぶ |
なお、ここでお話しするのは、大学時代に私が見聞きしたことや体験をもとにした持論です。
百パーセント正しいわけではないので、一つの意見として受け取ってください。
1. 後ろの席そのものが悪いわけではない

後ろの席に座ること自体が、成績を下げる原因になるわけではありません。
後ろの席に座っている学生を否定したいわけでもない、というのが大前提。
後ろの席でも、集中して授業を受けられる学生はいます。
後ろに座りながら、GPAが高い学生もいるはずです。
後ろの席だから成績が確実に下がる。そんな因果関係があるとは考えていません。
逆に、前の席に座れば自動的に成績が上がるかというと、そうでもないと私は思っています。
2. 問題は授業以外の行動を取りやすいこと

私が問題だと考えているのは、後ろの席だと授業以外の行動を取りやすくなることです。
たとえば、次のような行動。
後ろの席は先生から見えにくく、居眠りをしてもばれにくい環境です。
そのぶん、こうした行動への心理的な抵抗が小さくなりやすいのだと思います。
大学の講義室は、先生の目が届きにくい
大学は小中高と違い、クラス単位の教室で授業を受けるわけではありません。
授業によっては、大きなホールのような講義室で100人以上が一緒に受ける形が一般的です。
少人数で数十人の授業もたまにありますが、大学の規模によっては100人を超える講義も珍しくないもの。
先生が講義室を巡回することも、あまりありません。
教壇に立ったまま、プレゼン形式で話し続ける先生も多いと思います。
小中高の教室は1クラス30人ほどで、机はほぼ平らに並んでいました。
一方、講義ホールは後ろに行くほど高くなる階段状のつくり。
先生の目がどうしても届きにくい場所があり、後ろの席では学生の気も緩みがちです。
眠いときに居眠りをしたり、スマホを触ったりしやすくなります。
後ろから講義室に入ると、スマホを触る学生が見えた
これは、私が大学時代にとても感じていたことです。
講義室に後ろ側から入ると、後ろの席に座っている学生がちらっと目に入ります。
そのとき、スマホを触っている学生をよく見かけました。
3. 前の席が苦手なら、中央付近でもいい

前の席に座るのが苦手なら、せめて中央付近に座るのがおすすめです。
私はこれまでのポッドキャストで、何度も「前の席に座ろう」と話してきました。
60回ほど配信してきたなかで、このテーマには何度も触れています。
前の席に座るメリットは過去の回でも詳しく話しているので、そちらもあわせて聞いてみてください。
私自身は慣れていたので、前から2列目か3列目に座っていました。
とはいえ、そこまでする学生はあまり多くありません。
前の席は気が引ける、苦手だという人もいるはず。
それなら、最低ラインとして中央付近に座るといいと思います。
前の席は、目に入るものが少なく集中しやすい
前の席のメリットは、物理的に集中しやすいことです。
理由は、視界に入るものが少ないから。
前から2〜3列目のあたりは、座っている学生がまばらなことが多いです。
大人数の講義で仕方なく前が埋まることもありますが、一般的にはまばらな印象。
そのため、2〜3列目に座ると、視界に入るのはホワイトボードか黒板、先生、教壇くらいです。
逆に後ろの席では、何十人、何百人という学生が先生との間に入ります。
視界に入るものが多いと、どうしても気が散るもの。
そもそも後ろの席からはホワイトボードや黒板が見えにくく、板書ができないこともあります。
後ろの席には、スマホのカメラのズーム機能でホワイトボードを確認している学生もいました。
後ろからの視線と先生の目線が、ほどよいプレッシャーになる
前の席は、後ろの学生からの視線があり、先生からもよく見える位置です。
そのちょっとしたプレッシャーがあるので、絶対に眠れません。
あえて自分に負荷をかけ、集中できる環境に自分を置く。
私はこのやり方をおすすめしています。
自分が集中できる場所を数回試す
前に座らなくても、真ん中の席で集中できるならそこで十分です。
真ん中だと視力が悪くて板書しにくいなら、1つか2つ前の席に移ってみる。
数回試せば、自分に合う場所が見つかります。
私の大学の講義室は、左・真ん中・右の3列に分かれていて、間に階段が2本通っていました。
大学によって違うと思いますが、真ん中の列はどうしても目立ち、注目を集めがち。
右側か左側の列でもいいので、前後でいえば真ん中あたりのラインに座るのがいいと思います。
座席ではなく、授業中の行動を基準に選ぶ
座席の位置で成績が決まるわけではなく、大事なのは授業中にどう行動するかです。
たとえば、先生の目が届かなそうだから、スマホを触っても大丈夫かなと思ってしまう。
中央付近に座ったのに、周りがガヤガヤして集中できない。
そんなときは、もう少し前へ。
座席そのものではなく、授業中の行動や周りの環境を基準に座る場所を選ぶのが、私のおすすめです。
4. 成績を左右するのは、授業に向き合う心構え

後ろの席に座る学生を否定するつもりはなく、状況によっては座る席を選べないこともあります。
何百人もいる授業では、開始1分前のギリギリに講義室へ入ると席がかなり埋まっていて、空いている席に座るしかないこともよくある話。
では何が問題かというと、やはり授業以外の行動を取りやすいことです。
スマホ、私語、居眠りなど、先生の目が届きにくいからこそやってしまいがちな行動が重なって、成績が下がるのだと私は考えています。
もう一つ、前の席は嫌だと感じる学生のなかには、もともと学習意欲がそれほど高くない人もいるかもしれません。
もちろん、すべての学生がそうだとは思っていないです。
ただ、価値観や心構えといった人となりは、座席に関係なくすべての授業に関わってきます。
授業中の行動以外の部分も成績にかかわってくるので、意識の差は大きいと感じます。
まとめ|後ろの席より授業中の行動が大事
後ろの席に座ること自体は悪くなく、後ろの席=成績が悪いという単純な話ではありません。
問題は、先生の目が届きにくいぶん、授業以外の行動を取りやすくなることです。
集中を妨げる行動が、環境のせいでも気が緩んだせいでも増えているなら、座る場所を変えてみてください。
真ん中の席に座ってみて、まだ集中しきれないと感じたら、もう一度前の席に座ってみる。
少しずつ前の席に座るよう心がけることが大事だと思います。
私のおすすめは、これまで何度も話してきたとおり前から2列目か3列目ですが、やるかどうかはあなた次第です。
授業中に避けたい行動をもっと知りたい人は、以前配信した「大学生が成績を落としやすい授業中のNG行動5選」もあわせて聞いてみてください。

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